根気と好奇心と一杯のコーヒー

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『人生100年時代』の生き方を真剣に考える

昨日の記事 あえて50歳以上の方に問います、あなたはQUUNYさんの生き方が素敵だと思いませんか?  の続きです。今日の記事のテーマも人生100年時代です。しばらく、いろいろな側面から考えてみます。

 

日本の少子化はとどまるところを知りません。とどまるどころか急激な人口減少を迎えます。

国立社会保障・人口問題研究所による日本の将来推計人口(平成 29 年推計)

平成 28(2016)年~平成 77(2065)年

https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000161337.pdf

上記資料から65歳以上の人口動態について取り出してみます。

(3)老年(65 歳以上)人口、および構成比の推移
老年(65 歳以上)人口の推移は、死亡仮定が同一の場合、50 年間の推計期間を通して出生3仮定で同一となる。すなわち、老年人口は平成 27(2015)年現在の 3,387 万人から、平成 32(2020)年には 3,619 万人へと増加する。その後しばらくは緩やかな増加期となるが、平成 42(2030)年に 3,716 万人となった後、第二次ベビーブーム世代が老年人口に入った後の平成 54(2042)年に 3,935 万人でピークを迎える。その後は一貫した減少に転じ、平成 77(2065)年には 3,381 万人となる。老年人口割合を見ると、平成 27(2015)

年現在の 26.6%で4人に1人を上回る状態から、出生中位推計では、平成 48(2036)年に 33.3%で3人に1人となり、平成 77(2065)年には38.4%、すなわち 2.6 人に1人が老年人口となる。

  

グラフを引用してみます。

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この2つのグラフからわかること生産年齢人口の著しい減少です。一方65歳以上の老齢人口が増え、さらに15歳までの子どもの数が減少します。

こういう社会を迎えようとしている時に、いやグラフを見る限り、すでにそういう時代に確実に突入しています。

もちろん体力的には社会の主戦力にはならないかもしれませんが、健康であるならば65歳以上の活躍が期待されるわけです。

これが総活躍社会とか人生100年時代ということが言われる背景にあるということでしょう。国力すなわちGNPを中心にして考えると総活躍とは女性の社会での活躍のこと、人生100年の方は高齢者の社会での活躍ということを言っているのでしょう。

 だから『人生100年時代』といわれても単純には喜べないのですが、ともかく65歳で社会から引退するということはできない時代が始まっているといえるでしょう。

これを経済的に考えても人生が100年とすれば65歳で老後という考え方が難しくなります。人生を季節に喩えるならば初秋の頃を迎えたイメージになるのではないでしょうか。これから刈り取りを迎えるという感じです。

社会でまだ活躍できるためにはそのような場を作っていくことが必要ですが、その前にマインドあるいはマインドセットと呼ばれるものをはっきりとさせるべきです。漫然と定年を迎えて第二の人生を給与を減らされて嘱託で働くというのではその後の長い人生を考えると不安過ぎます。

 最大の不安の材料は収入面です。給与というフローは減り、やがてなくなりますのでストックで考えることになるます。ストックで収入を得る生き方を考えていくわけですが、低金利時代には貯蓄で増やせません。投資もどうしてもリスクが伴いますので、高齢者には着実なバランスのよい運用が望まれます。

 そう考えてくるとやはりお先が暗くなります。が、ここで発想を転換させてこれまでの人生を財産と考え、そこから権利のビジネスにするということが考えられます。これは新しい展望です。ちょうどマンション・アパート経営とかの不動産経営に似ていますが、今時、右肩下がりの日本では不動産もリスキーですので、持っている財産でリスクのすくない「経験(値)」を権利にかえることを考えます。自分がこれまでの人生の中で得たスキルやノウハウを権利に転換するということが考えられるわけです。コンサルタントや顧問、アドバイザーあるいは講師というのもありますがこれは労働収入ですので体力勝負になります。労働収入にたいして権利収入というのがあるわけです。労働収入から権利収入へシフトしてくのがピークを過ぎた人生の後半の設計になるのではないでしょうか。

体力も鍛えるから維持するに変わります。

私も権利収入の道を本気で考えてみたいと思います。

私が人生100年時代のロールモデルとしているQUUNYさんのサイトを最後に紹介します。クリック↓

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